益田ミリ
幻冬舎
2010年2月発売
本と本の間には不思議なつながりがある。やっぱりそう思わせてくれた一冊。同じく益田ミリさんの「47都道府県女ひとりで行ってみよう」を読み終わった頃に、岡山の「古書五車堂」に遊びに行って店内に入ったら、いきなりこの本が目に飛び込んできて驚いた。思わず声に出てしまいそうだったのを我慢しながら即行で購入させてもらいました。
益田さんが子ども時代を中心に、はじめて出会った「味」をどういうふうに感じたかを丁寧に綴った一冊。とんがりコーンにシェイク(ドムドム!)、ツナマヨ寿司、フルーチェなど定番のお菓子や食べ物・飲み物の感想がずらり。しかも益田さんが子どもの頃感じたことと、自分が子どもの頃感じたことが共通しまくりだったので、もうページをめくる手がまったく止まらなくて…そして益田さんのお母さんのエピソードにもドキっと共感した。自分だったら絶対に不満を爆発させるのにそれを一切しない母(父もです)。親孝行したいときに親はなし。あとミニコラム、ポッキーの食べ方を見てこれには思わずほんとに声が出ちゃいました。確かによくプリッツにした!