雑誌
マガジンハウス
2021年11月発売
なぜか繁忙期になると、あわてて予定を詰め込もうとしてしまう。喉元過ぎれば熱さを忘れるのは、同じ仕事を続けているからわかっているはずなのに。アリオ倉敷「宮脇書店」で雑誌を購入。吸い寄せられるように本棚の前に立っては、吸い寄せられるようにレジに向かっていた。もしかしたら抱きしめていたかもしれない。どんなに周りがざわざわドタバタしていようと、そんな雰囲気にはもう呑まれない…ように、これでも努力しているつもりです。
物理的な静かさだけではなく、精神的にも安らかで心地のいい時間のつくり方を考える特集、静かに過ごす時間が、必要です。やわらかな日差しを浴びながら本を読むことができるのがどんなに尊いことか。年末が迫ってくるたびにありがたがることに、もういい加減飽きてきた。それでも、思わずため息がでるような静かな暮らしをのぞき見ると、やっぱりいいなあと思ってしまう。週末を静かに過ごすための音楽。サブスクで検索しては、1枚1枚丁寧に聴いている。太極拳の真似事も始めた。年が明けて、静かに過ごす時間がつくれたら改めて再読すると思う。だけど、ざわざわドタバタしながら読んだ。この雰囲気も忘れないようにしたい。