『時間革命』

堀江貴文

朝日新聞出版

2019年9月発売


年明けに読むにはもってこいの一冊。高知の「蔦屋書店」で購入。以前に読んだ著書でも目にして強烈な印象を受けた、自分の時間を奪う「平気で電話をかけてくる人」。本の影響をモロに受けてしまって、職場の電話が鳴るたびにピリピリしてしまうようになった。もちろん、滅多なことでは自分も電話をかけない。フェアな感じもこの人の影響を受けて。

 

刑務所収監やロケット打ち上げなど、奇しくも時間が経過していくたびに、お金だけではなく生きることに注力しているのが、外野からも十分に伝わってきた。時間のことには今までの著書でも言及していたけど、今回はそれに特化した内容。書いてあることはいつでも単純明快、とにかくシンプル。「幸せを感じるためのツール」。本の中でそう呼ばれる、3つの本能を満たしながらストレスを上手く排除して健康を心がける。意味もなく人生を深く考えたりせず、ただただ毎日楽しく生きていく。人生そんな簡単には…なんて反論は本の中では一切受け付けておりません。もしかしたら、現在の世の中では荒唐無稽だと言われているホリエモンの願望が生きているうちに実現するかもしれない。時間革命の火蓋は切られた。

 

 

『本の街あるき NO. 120』