雑誌
マガジンハウス
2019年11月発売
ぐっすり眠るというより夜露をしのぐだけの場所、せっかく朝食が用意されているのに立ち寄りもせずに後にする…なんて生意気なホテルの使い方をしていたのは、ライヴに行くことを目的に、旅に出ていた遠い昔の話。リーズナブルなホテルにいつも泊まっているけど、それでも今はきちんと選んでいる。森の中に厳かに開業した「アマン京都」の写真を見て度肝を抜かれた。年末の繁忙期を乗り越える際に、雑誌を開いては何度も現実逃避させてもらった。それだけでも感謝したくなる一冊。高知の「蔦屋書店」で購入。
「泊まることを目的に、旅に出る」。時間やお金はもちろん足りないけど、わくわくした感情はもうスーツケースからはち切れんばかり。一棟貸しや、本当に高額な料金のホテルも確かにいくつもある。でも「泊まることを目的に、旅に出る」。ここをメインにすれば、それほど敷居は高くないかもしれない。リーズナブルな価格帯で掲載されているホテルが恐ろしくお得に見えてしまう不思議な現象も。言わずもがな、紹介されているホテルには手当たり次第に泊まりたいけど、目の保養としても充分に活用できる内容。気づけば雑誌に手を伸ばしていそう。また今年の年末に。
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