雑誌
マガジンハウス
2019年9月発売
まだ真新しい木製の本棚に、白い表紙に赤文字がとても映えていたので思わず手に取った。倉敷、美観地区そば「愛文社書店」で購入。本屋特集に比べて、あまり話題になっていないような気がするのが、読み終わる頃にふつふつと湧き上がってきた悔しい感情。些細なことかもしれないけど、この雑誌を読んでからというもの、何事にも着手するスピードが爆速に上がった。「明日の働き方変わっちゃうかもね」。確かに変わっちゃったかも。
建築家に造園家、シェフパティシエにサッカーチーム社長、アートディレクターに国際政治学者、棋士、漫画家、連続起業家に劇作家。選ばれた職種はそれこそランダムなんだけど、はじめに設けた、12人の質問と回答表。これをアタマに持ってきたのが、雑誌を作った人のファインプレイ。早々に映画監督のキャリアを手仕舞いしようとするクエンティン・タランティーノと、チューブのシッポを切ればもっと出せると答える97歳の染色家、柚木沙弥郎さんの言葉がズレているのも、読み比べていてまた興味深い。今後の人生に糧になっていきそうな号です。経営者に教わる、スーツスタイル。別冊を読んで、さらに気持ちも引き締まった。
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