井田典子
マガジンハウス
2019年2月発売
引越しを機会にミニマリストを目指してみたけど、次第に実生活との間に乖離が出てきた。何かと制約が多くて、ミニマリストには逆に不便を感じる。物がないからどこでも暮らせるはずなのに狭い部屋を辛いと言っているミニマリストを見かけたり。実際に体験して血肉化してみないことには何事もわからない。この本に書いてあることも同じ。吸収してみて実践してみて、取捨選択しながら毎日に活かしていきたいと思った。いきなり目に飛び込んできた、雑貨と本を組み合わせた平台に心が踊った。岡山に新しくできた「TSUTAYA BOOKSTORE 」で購入。
「時間は平等にあるもの」。著者の一日の家事時間をスッキリ見やすく紹介した一冊。とにかくマメな方。35年間、毎日きちんと日記をつけているというのを知って納得した。時短が苦手と言われているように、省くのではなく後回しにしないクセをつける。ひとつひとつの家事時間をじっくり見直してから、時短ではなく効率の良いルーティーンをすべてにおいて確立しているのに驚嘆したし同時に憧れた。読んでいるだけでも心が整っていく。今度はこの人のような生活を目指したい。