ジョセフ・ミケーリ
ブックマン社
2007年10月発売
「ほうじ茶が嫌いなの。できるだけ薄くして」。作り話じゃない。ほんとに目の前で、こんな注文をしてる人を見た。「白湯でも飲めば?」。心の中で自分は言っていたけど、そこはあのグリーンエプロンを着た店員さん。きちんとあの手この手で提案を出して、そのお客さんを見事に納得させていた。常連だけにではなく、一期一会で訪れた人にも同じように気さくに声を掛ける。どんなに混んでいても、カウンターからはギスギスした雰囲気が伝わってこない。どこのお店に行っても、常に一定のクオリティーが保たれている。自分の価値観が一回りしたのか。これって、とてつもないことなんじゃないかと思うようになりました。スタバすごい!
香川の「なタ書」で購入。前向きで軽快なテンポ。自分たちが不利になる事柄も隠したりしない。海外の本、独特のこの流れ。だけど、他と違うのは、本で書かれているとこが、ほんとかどうかをすぐ確かめに行けるということ。アメリカにしかないコーヒーハウスじゃない。銀座にある鮨屋でもない。気軽に何度でも行くことができる。仕事に活用できる情報が満載の本書。最高のサード・プレイスの秘密が少し解けました。