椎名誠
小学館
2013年6月発売
釣り実践編というか、テクニックを上達させる本を先日読んだけど、とりあえず一冊でもう打ち止め。釣りに行ってもいないのにこれ以上知識を詰め込んでもどうにもならん。相変わらず興味はあるから手に取るのはどうしたってこういう本。「「わしらは怪しい雑魚釣り隊」といって、これまで多くの正しい釣り人たちにバカにされてきた」。雑魚釣り隊長のシーナが大多数のドレイたちと各地に飛んで釣行を行った様子を克明に記した一大日記。
読み始めこそ、いいなあ楽しそうだなあと思いながらほのぼの読み進めていたけど、だんだん疎外感というか、全くもってつまらなくなってきた。なにせ大多数のオトナたちが寄ってたかってはメシを食って酒をたらふく飲み、そこから釣り。釣った魚をサカナに酒を飲みバカ騒ぎ。そして寄ってたかってはメシを食って酒をたらふく飲み…この内容の話がエンドレスに最初から最後までずっと!こういう類の日記はまず読者を楽しませてなんぼなんじゃないのか…活字から何の悩みもない楽しさ全開のオーラが漂ってくるのに殺意すら覚える…怪しい雑魚釣り隊、最後の一人が死ぬまでこの旅は終わらないんだろう…あら?ちょっとカッコいいじゃんか!
リンク