松田雅一と楽釣会
河出書房新社
2011年5月発売
「何とかなるだろうという成り行きまかせで釣行しているようでは、「頭が悪い」釣り人の群れから抜け出ることは叶わないのである」。うーん…そう言われたとしても全然悔しくも何ともないっ!子供の頃は近所の川遊び、それから延長して釣りの真似ごとのようなこともしたりもしたけど、全く本気になることもなかった。オトナになってもその気持ちは変わらず。ただ、ひょんなことから釣り好きの人に連れて行ってもらってした釣りは楽しかった。自分ひとりで仕掛けを絡ませてしまう手前マツリ、一匹も釣ることができなかったからボウズ。そんなだったけどとても楽しかった。ちょっとくらいは釣りのことを知りたかったから図書館で借りた一冊。
タイトルはまあまあ挑発的だけど、内容はいたって真面目でスタンダード。本にいくつも書き込みがしてあるように(おい!)ある程度釣りに慣れ親しんでいる人なら、あっと思うようなことが沢山書いてあると思う。糸を垂らしてただ待つ。初心者の自分が思っているような釣りをしている人がいたならなおさら。テンビン、コマセ、ハリス、タナボケ…実際にやらないとキーワードすぐ忘れていきそうだ…いつかは本の真価を発揮したいです。