松樟太郎
ミシマ社
2015年5月発売
コーヒーと一冊の三冊目。よく行くカフェでまたもや読ませてもらいました。自分にとっては何の接点もないテーマに突然遭遇させてもらえるのがこのシリーズの楽しいところの一つ。和田アキ子とロシア。何のことだかさっぱり分からない。ネットで先に読んでる方に最後のひと押しをしてもらったのも、とても良いきっかけ。
宇宙飛行士、野口聡一さんの本の中でソニックブームが出てきたところにザンギエフ。本と本の不思議なつながりを感じずにはいられない。ロシアとは1ミリも関係のない雑誌の編集長をされている著者が書いた本というのがユニーク過ぎる。愛は感じるけど、どっぷりハマり過ぎてない。暑苦しくない飄々とした視点からの話がとても入りやすくて読みやすかった。ロシアを代表する作家や宇宙飛行士、政治家や作曲者など多数の人物を紹介。どうも悲劇的な最期を迎えた人が多いのが気になる…父称を真ん中に入れるといった名前のルールのトリビアなんかも押さえてる。カフェでは口だけしか動かせなかったけど、思い切り声に出してみたくなる一冊。ロシアのイメージは変わらなかったけど、興味は俄然増した。ちょっとだけロシアのことに詳しくなれました。
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