雨宮まみ、岸政彦
ミシマ社
2016年8月発売
「今度は絶対あの本を読もう!」。誰に取られるわけでも、急になくなるわけでもないだろうに…前日の夜から、次の日カフェに行くのが楽しみで仕方ないなんて初めての体験です。「読み切る感覚をもう一度」。コーヒーと一冊シリーズ。他にも置かれているけど、この本が置いてあるからには絶対外せない。「と、東京が歩いてくるよ…」。岸政彦さんの雨宮まみさんを見かけた時のこの言葉に、鳥肌で朝からいきなり総毛立った。例によってスマホにメモ。思い出しながらの感想書き。
雨宮さんと岸さんの雑談、対談本。東京が歩いてくると言った岸さんの雨宮さんの印象だけど、自分も唯一読んでいる「東京を生きる」そのまんまの雨宮さんがそこにいた。お互いを気遣っているのが伝わってくる一回目の対談。期間を空けて二度目の対談では、お二人の仲が良くなっているのがわかって微笑ましかった。印象的なのは、終盤は雨宮さんが明らかにイニシアチブを取っているような気がすること。つんのめり気味に、聞く前から生身の自分をどんどんさらけ出している。気が付いたら一気に読み切っていた。現実に関係なく面白かった。またいつか読み返したいです。
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