古谷三敏、古谷陸
双葉社
2017年5月発売
一時期バーに行くのにハマって、職場に着替え持参、ヘパリーゼをコンビニに買いに走り、何なら銭湯に行って身を清めて。そんなことをやってたんだけど…続かなかった。ぼったくられるようなバーには出くわしたことはないし、月に数回しか行かないからそれほど財布の心配をしなくてもいい。だけど、どうにもこうにも酒に弱いから色々試せないし長居もできない。何だったらお酒がなくたって生きていける。そうなると気がつけば疎遠になってしまい…だけどお酒に関するうんちくや人の話は相変わらず大好きで。図書館で手にとって一目惚れして借りた一冊。
「BARレモン・ハート」の著者、古谷三敏さんと、そのお孫さんでバーテンダーの古谷陸さんの共著。さすが、お酒のボトルはすべて手書き。一本ずつ簡潔にまとめられたお酒の話も思い入れがたっぷりでこの人にしか書けない楽しいもの。アシスタントを務めていた手塚治虫や赤塚不二夫のエピソードもあったり、まるまる漫画が一本収録されていたり。とても自由な構成で読みやすい。名前だけは知っているけど、まだ一度も飲んだことがないウイスキーがたくさん紹介されていて。最近ちょっと外でお酒を飲むようになりました。
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