リリー・フランキー、ロックンロールニュース
宝島社
2012年8月発売
顔を見たこともなければ声も聞いたこともない。絵文字なんかも使わないのに、なんだかすごく面白いつぶやきをする人がいる。説明的じゃなくて簡潔に淡々と。!などの感嘆符の勢いを借りなくても切れ味があるつぶやき。自分もそんなつぶやきができるようになりたい。特に最近。SNSで発信するときは何かと意識してつぶやくようになりました。ヴィレッジヴァンガードで見つけて購入。
本はリリー・フランキーさんのサイト「ロックンロールニュース」に投稿されたつぶやきを一冊にまとめたもの。意外に根拠が未だに見つけられてないのが、同じ温度でつぶやいたら圧倒的に女性のつぶやきの方が面白いということ。それと著名人の方のつぶやきも幾つか混じってるんだけど、内容がどうとかではなくて不思議と素人を超えるつぶやきがなかった。誰に読まれるなどを一切考えずにさらっと。どうやらそんなウケを狙っていない自然体なつぶやきが人の笑いのツボにズドンと響くみたいです。あと下ネタの破壊力。電車で終盤読んだ時は本当にやばかった。危険な一冊。