島地勝彦
小学館
2014年12月発売
表紙上にチラリと見える青いボトル。これが何かを知らなければ、レジに持って行かず、そのまま本棚に戻してしまっていたかもしれない。つい先日、万年筆が大好きなお知り合いの方にその魅力をしっかり教わっていて、自分も興味を持ち始めていました。「インク瓶がオシャレだ」。青いボトルはパイロットの万年筆インク。本は倉敷駅構内にある「宮脇書店」さんで購入。
集英社で「週刊プレイボーイ」の編集長などを務めていた島地勝彦さん。シガーにアウター、靴にシャツにショートパンツと、シマジさんのお洒落極道ぶりが全編にわたって炸裂しています。一つ一つのモノに対するこだわりと情熱とお金の使い方が本当に常軌を逸している。だけど、それを紹介する文章にイヤミな感じは微塵もない。シマジさんと同じものを購入できるかどうかは別として、おおいに物欲を刺激してくれる一冊だった。各章の合間にシマジさんが敬愛されてやまない4人の「ニッポンのお洒落を紡ぎ出した男たち」との対談も収録。ミニマリスト本に取り囲まれていた一冊。そろそろ反逆の狼煙が上がってきたような気がする。