香山リカ
扶桑社
2011年4月発売
先日初めて参加できた岡山、児島で開催された古本蚤の市「SOHO BOOK MARCHE」。香川の「なタ書」が出店されていて購入。特定のお客さんに向けてピンポイントで商品を持ち込む。今回は不意を突いたので、競馬本で狙い撃ちされずに済んだ。でも、競馬本があったとしても自己啓発。今はこういう本に無意識に手が伸びるみたいです。
精神科医、香山リカさんの著書。この本を読むまでにも何冊か自己啓発に関する本を読んでいたんだけど、その中でもこの本を考えの土台にしたい、そんな一冊になった。合理化と経費削減、成果主義。海外からもたらされた考え方に対してこの本は「できることはやるけれど、できないことはやっぱりやれない」という、とても毅然としたスタンスが一貫して貫かれている。バッサリ!でも突き放したりもしない香山さんの文章も読んでいて心地良い。本の中でも一番ページを割かれている章「しがみつかない生活術」にハッとさせられる事柄が多数収録。しんどくなったら読み返すと思います。