『ぼくたちに、もうモノは必要ない。』

佐々木典士 

ワニブックス 

2015年6月発売


読書メーターで見かけていて、すごい気になっていた。東京、千駄木の「往来堂書店」で。中崎タツヤさんの「もたない男」と一緒に購入。マックブックにマットレスだけの部屋の写真。何度見ても清々しい気分になります。 

 

マキシマリストからミニマリストへ。本はワニブックスの編集者、佐々木典士さんのミニマリストになった経緯を綴った一冊。6畳の一室に詰め込まれた本、CD、DVD、カメラ…これら満載の汚部屋からどうやって脱出したのか。いわゆる断捨離本なんだけど、本は肉体的なことより精神的なことに最大限に重きを置いて書かれているのが非常にユニークだと思った。スティーブ・ジョブズからアインシュタインまで登場してきて、最後には自己啓発のような内容に変化していく。モノを減らしたことによって、精神的に豊かになっていく。本の中でも見事にそれが再現されています。この本を読み終わって、自分の中で最大の案件だったCDの処分に着手することができた。あんまり好きな言葉じゃないけど。間違いなく人生を変えてくれた一冊だ、この本は。

 

 

『本の街あるき NO. 2』