『ほんとうの味方のつくりかた』

松浦弥太郎 

筑摩書房 

2014年3月発売


去年行った岡山、玉野にある本屋「451ブックス」で購入。年末の忙しさで生活リズムを乱したので、本に直してもらおうと思い、本格的に読み込んだ。それにしても今回も相変わらずかっちりした内容。もちろん最上級の褒め言葉です。 

 

松浦弥太郎さんならではの着眼点。読み終わってまず最初に思ったのが、よくこんなテーマで一冊の本を出せたなあというものだった。タイトルだけ読むとコミュニケーション力をつける本のようなイメージがあったんだけど、本はそれだけではなくて、自分の持っているものを最高の味方にする健康や身だしなみ、マナーやお金の使い方など。松浦さんの「内側の味方」をつくるレクチャーがとても参考になった。勝手な自分の本の解釈なんだけど、まずは「内側の味方」をしっかりつくる。それができたら「外側の味方」もつくる。この順番でいくと毎日が上手く送れるような気がしてきた。「内側の味方」はなるべく自分でコントロールできるようにして「外側の味方」はコントロールしない。内と外のバランスもこんな感じがいいかなと。心機一転、年明けから読むにはもってこいの一冊です。