雑誌
マガジンハウス
2010年6月発売
前回感想を書いた本、「古本道場」で角田光代さんが開高健さんのことを熱っぽく話していたので、この号のことを思い出した。特集の企画の中でも特に面白かったのが、開高健・檀一雄・伊丹十三・水上勉・辻静雄、食を追求した5人の男たちが愛した料理と、それに関する著書を紹介した「食べ方とは生き方である。」。特に開高さんがアラスカで釣った巨大オヒョウをその場で活け造りにして食べている写真は、初め見たときからすごい印象に残っていた。変な日本語なのは分かっているけど、お亡くなりになっている方の食事をされている写真を見ているとすごく不思議な気持ちになってきます。
大正14年に発行された政治家、木下謙次郎の著書でベストセラーにもなった本「美味求真」。この本を原点にした特集「食にこだわった男たち、女たちと、その本。」。「グル漫、温故知新。」では面白いグルメ漫画の紹介。「20テーマ60冊、「食本」フルコース。」ではキーワード別で面白い食に関する本も多数紹介。ちなみにこの「美味求真」、アマゾンでチェックしてみたら全三巻、なかなかのお値段で販売されてました。
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