『すきやばし次郎 生涯一鮨職人』

小野二郎 

プレジデント社 

2003年12月発売


「すきやばし次郎 旬を握る」に続く第二弾。はっきり言って今回もすごい完成度、出来映えとなっております!!とりあえず、もう一生この本を手放すことはないと思う。 

 

肝心の本の内容なんだけども、今回も全編オールカラーですきやばし次郎のお鮨を思う存分楽しむことができる。まずは、すきやばし次郎ですっかりお馴染みになった順番に沿って一カンずつ出すコース仕立て「おまかせ」。これを「序」「破」「急」、三段階の構成に分けてもちろん一カンずつ写真も添えて、小野さんがじっくり解説。他にも煮穴子や玉子焼き、うに等のネタ紹介も当然収録。そして、前著との違いで特に強調しておきたいのが、今回はお鮨のみにとどまらず「すきやばし次郎」全体に焦点を当てているということ。小野さんの半生についてはもちろん、趣味のボウリング(ちょっと意外)や行きつけのレストラン、二人の息子さんをはじめとした従業員の方の紹介、仕事の道具や設備に外観、「日本一清潔と言われる店」すきやばし次郎の厨房清掃指南など等ナド、盛りだくさんの内容となっております。前著と合わせて読んでみてほしい一冊。